産業用カメラに関するFAQ/チャンク機能とはどのような機能ですか?

チャンク機能とはどのような機能ですか?(No.281)

チャンクはペイロードデータ(カメラが送信する画像データおよび付随データ)に付加できる、画像に関連した付随的な情報のかたまり(chunk)です。チャンク機能を使うとこの付随的な情報をチャンクとしてカメラに転送させることが可能になります。

チャンク機能で付加される情報はカメラの機種の仕様に依存します。露光時間、ゲイン、GPIOの値、シーケンシャルシャッタ動作時のシーケンス番号などがチャンク情報として付加されます。付加される情報の詳細はご使用になるカメラの取扱説明書でご確認ください。

TeliCamSDKはPkgVer2.1.1.1からチャンク機能に対応しています。

カメラ制御関数GetCamChunkModeActive()とSetCamChunkModeActive()ででチャンク機能の有効/無効状態の取得と設定を行うことができます。.NETの場合はCameraControlクラスのGetChunkModeActive()とSetChunkModeActive()をご使用ください。

GenICam関数Chunk_AttachBuffer()関数を実行すると、画像と一緒に送られたチャンク情報をGenICam関数で扱えるようになります。.NETの場合はCameraStreamクラスのChunkAttachBuffer()メソッドを実行するとチャンク情報がGenAPIWrapperクラスのメソッドで扱えるようになります。

Nd_GetNode()関数を使用して読み取りたいチャンク情報のノードを取得してから、Nd_GetIntValue()、Nd_GetFloatValue()などのGenICam関数でチャンク情報の値を取得してください。


詳細はTeliCamAPI Library Manual の「5.5.26 Chunk」と「5.6.10 Chunk関数」を参照してください。5.6.10.1節にはサンプルコードが記載されています。

.NETの場合はTeliCamDNetAPI Library Manual の「5.5.26 Chunkメソッド」と「5.3.1.9 ChunkAttachBufferメソッド」を参照してください。

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