産業用カメラに関するFAQ/BUカメラでのフレームロスト発生時の挙動はどうなりますか? ...

BUカメラでのフレームロスト発生時の挙動はどうなりますか? それをカバーするための機能はありますか?(No.170)

フレームロストは、カメラから送出したフレームのうち一部のフレームがアプリケーションで取得できなかったことを意味します。フレームロストはカメラ、通信線路、USBアダプタ、デバイスドライバ、API(DLL)などの様々な場所に起因して発生する可能性があります。

カメラから画像に添付して送信されるBlockIDが連続番号になっていることを確認すれば「フレームロスト」の発生有無が確認できます。
TeliCamSDK、TeliU3vSDKはフレームロストが発生したことを通知するイベントやコールバックは提供していません。

添付ファイル「FAQV4_2_003_DetectFrameLost.pdf」にフレームロストを検出する方法を載せました。
取りこぼしを防ぐためにCMOSタイプのカメラはイメージバッファ(64M Byte)機能を搭載しており、画像データをカメラ内のイメージバッファに格納してからPCへ転送しています。
CCDタイプのカメラには,この機能が実装されていませんが、転送するデータ量が少ないため、フレームロスはほとんど発生しません。
イメージバッファ機能が搭載されたカメラでは、一度メモリ空間にデータを格納し、そのメモリからデータ転送を行います。よって、最初の転送が完了するまで次の転送を行うことはありません。イメージバッファの搭載により、全てのフレームを確実に転送することができます。(例外として、イメージバッファ自体がオーバーフローしてしまうような条件においては、新しいデータは破棄されてしまいます。)

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