画像サイズ、オフセットをカメラに書き込むとき、以下の条件を守らないと書いた値が破棄されます。
１）幅＋オフセットX、高さ＋オフセットYの値がセンサの幅、高さを越えないこと。
２）幅、高さ、オフセットX、、オフセットYの値がそれぞれの最小値以上であること。
３）幅、高さ、オフセットX、オフセットY値はそれぞれの設定単位の整数倍の値であること。
４）画像取得中に画像サイズ、オフセットを変更しないこと。

画像サイズとオフセットを同時に変更する場合、１）の条件を守れる順序で書き込む必要があります。例えば、VGAカメラで幅６４０、オフセットX０の設定から幅３２０、オフセットX１６０の設定に変更する時、Bの手順ではなくAの手順で書き込んでください。

A) SetCamWidth(hCam, 320)　⇒　SetCamOffsetX(hCam, 160)
B) SetCamOffsetX(hCam, 160)　⇒　SetCamWidth(hCam, 320)

SetCamRoi()関数を使用すると、サイズとオフセットの書き込み順序を気にせずROIを設定することができます。
また、最初にオフセットを０にしてから希望のサイズとオフセットを書き込む方法もあります。

画像サイズ、オフセットの設定単位はカメラの取扱説明書に記載されています。
以下の関数でも設定単位を取得することができます。
GetCamWidthMinMax(), CameraControl.GetWidthMinMax()
GetCamHeightMinMax(), CameraControl.GetHeightMinMax()
GetCamOffsetXMinMax(), CameraControl.GetOffsetXMinMax()
GetCamOffsetYMinMax(), CameraControl.GetOffsetYMinMax()

ビニングとスケーラブルが同時に使用できるカメラの場合は上述の１）～３）の制限値はビニング設定を考慮した値を使用してください。