産業用カメラに関するFAQ/UserSetに適用されるレジスタの中でDPCとSequen...

UserSetに適用されるレジスタの中でDPCとSequentialShutterだけ保存されるEntryが1チャンネルしかないとマニュアルに記載されています。 このことをもう少し詳しく説明してください。(No.186)

DPCControlとSequentialShutterControlのレジスタは、UserSetで保存・読込する対象のレジスタですが、他のControlのレジスタと異なり、UserSet0(Default)からUserSet15までのどのUserSetに保存・読込しても同じメモリに対して読み書きが行われます。

画素欠陥補正(DPC)は、欠陥画素として登録されている座標の画素のセンサ出力値を、周囲の正常な画素値を使用して算出した値に置き換えて、正常な画像を出力する処理です。補正対象画素の座標はカメラの各種パラメータの影響を受けません。

カメラの用途によっては画素欠陥補正(DPC)パラメータを工場出荷値から変更したり、画素欠陥補正処理の有効/無効を変更することがあるため、DPCControlのレジスタはUserSetで保存・読み込みする対象にしていますが、UserSetごとに個別のパラメータを設定できるようにはしていません。

SequentialShutterは、予めUserSetに保存しておいた複数の撮像条件を使用し、1枚撮像するたびにUserSetの読み込みを行って撮像条件を変えて撮像していく機能です。この機能を実現するにはどのUserSetをロードしてもSequentialShutterControl関係のレジスタは同じ値が読み出せるようになっている必要があるため、SequentialShutterパラメータはUserSetごとに個別のパラメータを設定できるようにはしていません。

但し、UserSetDefaultがDefault(UserSet0)に設定されている場合に限り、カメラを再起動したときのSequentialShutterEnableレジスタの値は、最後にUserSetSaveを行った時のSequentialShutterEnableの値に関係なくoffになります。

SequentialShutterは特殊な動作であるため、工場出荷時の値であるDefault(UserSet0)がUserSetDefaultに指定されているときは特殊な動作を行わず、通常の動作で起動すべきであるとの考えで、このような仕様になっています。

カメラ起動時にSequentialShutterを有効にした状態で起動させたい場合はUserSet1~UserSet15のうちのいずれかをUserSetDefaultに設定してください。

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