産業用カメラに関するFAQ/IIDC、IIDC2とは?

IIDC、IIDC2とは?(No.168)

IIDC2はカメラ機能のレジスタアドレスを共通化しています。IIDCはIEEE1394カメラで採用されておりIIDC2はその後継です。
レジスタマップはFA用や監視用のカメラに実装されている機能をほぼ網羅しており、ベンダ固有の機能も追加できる柔軟性を持っています。
レジスタアクセス用のAPIは用意されていないので、SDKに用意されたレジスタを直接アクセスするための関数を利用します。
IIDC2 は,JIIA(Japan Industrial Imaging Association)が策定した統一規格です。

従来のカメラは,ベンダー毎に機能や制御方法が異なっていました。 
そのため、他のベンダーのカメラに置き換えると、1からその制御方法などを学ばなければならず、開発費用がかかっていました。
このような事態を改善するため、産業用カメラでは標準化された規格が誕生しました。
それが、IIDC及びIIDC2です。
IIDC及びIIDC2は、カメラ機能の詳細を定義し制御レジスタに配置しました。
これにより、アプリケーション側からはレジスタにRead/Writeするだけで、カメラの制御を行えるようになりました。
また本規格に準拠しているカメラは、メーカ、モデルに関わらず同様に制御する事が可能となったため、すでに開発済みの資産を活用出来きるようになりました。(開発費用の軽減。)

IIDCは、IEEE1394(Firewire)の標準コントロールプロトコル規格で、IIDC2は、IIDCの後継規格であり多種インターフェースへの対応も考慮されています。

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